紅地団●対馬錦 ●=空の工が果(こうちだんかついばきん) 唐代の錦で、原品は新彊トルファンのアスターナから出土し、新彊博物館に収蔵されている。二頭の馬が紋様の中心をなし、周りには西アジアを起源とする連珠文などの紋様で構成されている。東西アジアの文化交流が進む中で、ペルシアなどの紋様と中国の高い織錦技術が融合された唐代を代表する錦。