五品白●宮補 ●=間偏に鳥(ごひんはくかんぐうほ) 時代:清代 清代の官人に与えられた、位階を表わすために補服(礼服のこと)に付けた補子と呼ばれる服飾品で、原品は蘇州絲綢博物館に収蔵されている。補子は、武官・文官の官位をあらわすため補服の胸と背中につけられた。武官は獣、文官は鳥の紋様と決まっていた。紋様の中心は、海波の上で太陽に向かって翼をはばたかせているシラキジ。この補子は五品の階級の文官が身にまとったもので、中国の礼制文化の一端を語ってくれる。