収蔵品紹介

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●▲図回紋織錦 ●=王偏に旋 ▲=王偏に幾(せんきずかいもんおりにしき)

時代:晋代

西暦381年に長安の才媛蘇蕙(宇若蘭)が、秦州刺史の役で遠く離れている夫のことを恋しく想い、胸が焦がれる気持ちを表すために7,958首の詩を841文字であらわした旋幾詩を作り、錦として織りあげ夫に贈った織錦詩図。原品は現存しておらず、法門寺の史書などをもとに復元された。上下左右のどこから回文して詠みあげても詩となる文学傑作。