白地文字刺綉塔縺(はくじもじししゅうとうれん) 時代:清代 清代の服飾品で、原品は蘇州絲綢博物館に収蔵されている。塔縺は、中国でいう“荷包”の一種で、こまごまとした品の入れ物のこと。長方形で、両端にそれぞれ袋がついていて、中央に入れ口があり、肩に掛けたり、手持ちにしたりして利用した。上部に黒色の刺繍詩文と赤い印鑑、詩文の周りに金糸の刺繍で如意紋が表現されている。