12月2日、本日、シルクによるまちおこし事業の「岡谷シルク推進事業」の「次世代担い手プログラム」の繰糸体験が行われ、午前中2名の方が参加されました。
博物館に併設する宮坂製糸所の上州式繰糸機を使って、高林館長、宮坂製糸所の方々の指導を受けながら、自らの手で、繭から糸を取ります。
一粒の繭糸の太さは約3デニール。それを20粒撚り合わせて60デニールの太さの生糸にします。
まず、繭を煮て、煮た繭から糸を引き出します。最初に20本の糸を1本に束ね、繭が薄くなってきたらその繭は取り除き新しい繭を付け足します。
この作業の大変なところは、糸を切断することなく同じ太さに揃え 、よどみなく糸を取り続けることです。最初は皆さん苦労されます。最初から上手くはいきません。悪戦苦闘して、段々、慣れて来ます。