きものスペシャルデー開催しました!
「きもので過ごすおかや」の第2弾「きものスペシャルデー」を開催しました。 和装でご来館のお客様は、入館無料!
シルバーウィークの最終日でしたが、約90名の着物姿の皆様にお越しいただきました。
9月はまだ単衣(ひとえ)の着物の時期ですが、ちりめんの小紋、上田紬や大島紬、お召し、銘仙などなど、人それぞれの着物姿で溢れた館内は、それはそれは圧巻でした。
また、ぶどうや紅葉、ススキやお月見兎など、この季節ならではの図柄は、歳時記さながらの雰囲気を醸し出していて、着物って、ホントに素敵ですね。日本人っていいなあ~。
外ではコスモスが秋風にそよぎ、博物館エントランスは、着物姿の撫子が・・・。
スペシャルトークショーの北沢房子さんは、このたび「信州着物暮らし12ヶ月」を出版された文筆家で、「取材で実感!信州の着物力。」と題したお話しは、温かく親しみやすく、着物県信州ならではのもの。 「着物には、結ぶ力がある」とのことで、その証しは、まさにお越しいただいたこの大勢の皆様ですね。
北沢さん、素敵なお話し、ありがとうございました!
終始笑顔でお話しされる北沢房子さん。お着物は、亡きお義母様のもの。袖を通すときに「ありがとうございます」という気持ちになるとお話しくださいました。世代を超えて結ばれていく着物ですね。
そのあとの、フリートークでは、この諏訪で糸作りを行う二つの製糸工場の社長と専務が、笑いをまじえたお話をしてくださり、ますます会場が和やかな空気となりました。
「着物を着たこんなにたくさんの女性を見て、ガンバルぞ!という気持ちになりました」と松沢製糸の松沢清典社長(左)。
加えて、上田、小諸、須坂、駒ヶ根と、シルクにかかわる県内各地でのイベントの紹介なども行い、あっという間の1時間を、着物好きな皆様と共有する素敵なひとときでした。
その後は、着物姿の高林館長の館内シルクギャラリートーク。熱心に聴き入る大勢の着物美人に囲まれて、いつも以上に盛り上がった高林館長の説明でした。 富岡製糸場で創業当時から使われていた唯一のフランス式繰糸機を有する当館で、当時の機械を復元したフランス式繰糸機での実演や、宮坂製糸所での実際の糸取り見学は、まさに、着物のもとになる糸が出来て行くさま!皆様、食い入るように見ていただきました。
「肩のチカラを抜いて、着物で過ごせるこんな楽しい時間をありがとう。また来たいわ」と素敵な女性がニッコリ笑ってお帰りになりました。
ご来館いただいた大勢の皆様、ありがとうございました。このご縁を大切に、今後また、きものイベントを展開していきますので、ぜひぜひ、お楽しみに!