スタッフのあれこれ日記

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これ、なあんだ!?

岡谷蚕糸博物館のかいこふれあいルームにて、こんなものを発見!

 

みなさんはこれがなんだかわかりますか?

ゴマと、魚の干物みたいですよね。誰かがここで食べたのでしょうか!?

 

 

おや?よくみると、お蚕様たちがいる辺りにもこんなにたくさん!

 

 

 

なんとこれは、お蚕様の脱皮殻なのです!

 

お蚕様は、一生のうちに4回脱皮をしてだんだん大きく成長する生き物です。

写真のお蚕様は4眠から起きて、5齢になりたての子たちです(眠とは:お蚕様が脱皮するための準備期間のこと。約1日間)(起きるとは:脱皮したすぐ後の状態のこと)。つまり、この脱皮殻は4齢の子たちが5齢になるにかけて殻を脱いだ子たちのものですね。

 

先ほどの写真、殻が2個(ゴマと魚の干物)ありましたが、小さいお蚕様と大きいお蚕様2頭が脱皮したものなのでしょうか?どうして、2つあったのでしょう?

 

みなさんはお蚕様を間近で見たことありますか。

こんな感じ。

 

ゴマが頭で、魚の干物がそれより下の部分に形そっくりですよね。

 

 

そう!この殻は、1頭分のお蚕様の殻なのです!

 

 

 

お蚕様はまず、頭の部分をお面みたいにぽろっと脱いで、


それから、頭より下の部分をズボンみたいに脱いで、脱皮完了です!

 

 

一皮むけて、大人になった5齢お蚕様の様子

 

 

 

当館では、お蚕様の配布をしております。

今見たように、お蚕様のからだには脱皮以外にも不思議がたくさん!

実際に飼ってみて、皆さんもお蚕様のからだの不思議に触れてみませんか?