スタッフのあれこれ日記

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のこぎり屋根の製糸工場

日差しが強く明るくなってきました。

今年は桜の開花も早く、一気に初夏の陽気ですね。

岡谷蚕糸博物館のロゴマークとして使用されている「のこぎり屋根」も、青空に映えています。

のこぎり屋根は製糸工場や紡績、織物工場などで取り入れられていた、のこぎりの刃の形に似た屋根のことです。

恥ずかしながら私は、のこぎり屋根は太陽の日差しをたっぷり工場内に取り入れられるように、南側が窓になっていると思っていました。

実際は北側に窓を作り、一日を通して安定した柔らかな光のもとで繰糸が行われていました。直射日光では照度が強すぎて、かえって糸が見えにくいそうです。

往時を伝える象徴としての「のこぎり屋根」が、博物館のエントランスで皆さまのご来館をお待ちしています。