博物館では、博物館実習やインターンシップの大学生を受け入れています。
8月中旬に来られた2人の実習生にブログの記事を書いてもらいました。
2回にわたり掲載します。 (第1回の記事はこちら)
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初めまして、こんにちは^^実習生の小松です。
私が初めてカイコに触れた印象と館内の様子を紹介したいと思います。
こちらがカイコです!このように桑(くわ)を一生懸命に食べています。
彼らは桑をずっと食べていて、どうやら目はあまり良くないらしく、桑のくきにくっつきながら、桑のない場所で体を揺らしながら桑を探していました。 私は今回はじめてカイコに触れましたが、布団のような肌触りと、スライムのような弾力と冷たさから、涼しげな虫という印象を持ちました。 カイコに季節を当てはめるとするならば、夏と冬が該当すると思います。 カイコの白さとふんわりとした印象が冬、少しひんやりと柔らかい特徴が夏に美味しい、わらび餅に似ているとのことで夏です。 |
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館内は、その可愛らしいカイコが作った繭(まゆ)から糸を取る機械を展示しています。 ここではその機械を紹介しますが、私は皆さんに実物を見ていただきたい為に、機械の一部を掲載するというクイズ形式での紹介になります。答えは一番下にあります。 |

①はまゆから糸を操る機械で、手前の輪が特徴です。
「〇〇〇〇式繰糸機」と言います。 〇には国の名前が入ります。 |


②と③はよく似た機械ではありますが、名前が違います。
よく見ると形状も少し違います。 名前は「〇条操り△△式繰糸機」です。 〇には異なる数字、△は同じ地名が入ります。 |

④の機械の名前は「鍋〇〇器」と言います。
鍋で何をするかがヒントです。 |

⑤こちらの機械は近代的ですね、機械に自動車メーカーの名前がついています。
写真の中でまゆがたくさん入った箱が写っておりますが、 工場のレーンのようにまゆの入った箱がずらっと並んでいます。 こちらの名前は「〇〇〇〇HR△型自動繰糸機」です。 〇の部分に車のメーカー名が入ります。 |
おたのしみいただけましたか?
それでは上から機械の名前ですが、①「フランス式繰糸機」、②「4条繰り諏訪式繰糸機」、③「6条繰り諏訪式繰糸機」、④「鍋煮繭(しゃけん)器」、⑤「ニッサンHRⅢ型自動繰糸機」です! 紹介したものの詳しい情報や、紹介していないものもありますので、気になった方は是非蚕糸博物館へお越しください。 |