スタッフのあれこれ日記

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ギャラリートーク開催しました。

平成27年度 岡谷蚕糸博物館 収蔵品展
「蚕織錦絵が伝える養蚕・製糸~かいこやしなひ草」の
ギャラリートークを2月27日に開催しました。

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蚕織錦絵(さんしょくにしきえ)は、江戸時代後期から明治にかけて

養蚕・製糸・織りをテーマに描いた浮世絵で、

着物姿の女性が仕事をしている様子が見られます。

今回の展示では、錦絵に描かれている養蚕道具や糸繰り機など、

当館で保存している道具類も展示しています。

それらを対比して解説しました。

会場風景01

 

明治期の錦絵のコーナー。

明治5年に開業した富岡製糸場を描いた錦絵も詳しく説明しました。

会場風景02

一曜斉国輝画 「上州富岡製絲場之圖 」 1873(明治6)年
一曜斉国輝画 「上州富岡製絲場之圖 」 1873(明治6)年

教科書等によく掲載されているこちらの錦絵。

当館で所蔵している、日本で唯一のフランス式繰糸機が描かれています。

25釜1セットで導入された機械ですが、左の列で繰糸している工女さんの人数は・・・

確かに25人!!

そのほか機械の形状等々も非常に良く描かれています。

錦絵とフランス式繰糸機実物の両方が、すぐ近くで見学できる当館に是非お越し下さい!