現在開催中の収蔵品展 『LIFE with SILK 絹のある生活 -岡谷シルク再発見-』。
展示している資料を少しずつ紹介していきます!
第一弾は 「シルクビロードのコート」 (写真右端)。
貴重な国産の繭・生糸による「純国産絹」のジャケットとコートを展示するこのコーナー。
写真右端の「シルクビロードのコート」は、12/11から展示しています。
絹で「カシミアを超える布地を」というコンセプトで作られたコート。
柔らかく織り上げるために、素材となる蚕の品種にまでこだわっています。
細い繭糸を特徴とする蚕品種 「あけぼの」の糸を使用し、表面は起毛加工がされています。
軽くてふんわりとした風合いを持ち、シルクのイメージとかけはなれた触り心地です。
実物には触れませんが、実物と同じ生地を触れるコーナーもあります。
ぜひ会場へ足を運び、貴重な生地の触り心地を体験してください!!
展示は1月30日までです。
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『純国産絹』
現在、絹製品に占める純国産絹の割合は1%以下になっている。こうしたなかで、絹製品の生産・販売に携わる関係者は、国産の繭・生糸を使った魅力ある“純国産絹製品”をつくる努力を重ねている。蚕糸絹業提携グループに所属する「純国産繭のフォーマル研究会」は、【玉小石】や【あけぼの】などの特徴のある蚕品種を積極的に活用し、純国産の上質でモダンなフォーマルウェアの企画・開発を行っている。