7/30 (日)に開催した「市川 笑野トークイベント」 の様子をお伝えします!
市川笑野さん(岡谷市観光大使・歌舞伎俳優)をお招きしました。
第一部は講演会。
歌舞伎の成り立ちから、衣裳についてのお話。
男性が女性の役を演じる「女方(おんながた)」として活躍される笑野さん。
手つきや、ちょっとしたしぐさで女性らしく見せる工夫や、
男性の「立役(たちやく)」に対して小柄に見せるため、
中腰で(!)横に並ぶことなどを、実演も交えてお話しいただきました。
第二部は展示室へ移動してのギャラリートーク。
大盛況のイベント、笑野さんがどこにいるかわかりますか?
皆さんの目線の先にあるのは、岡谷シルクの「楽屋のれん」です。
博物館に併設される(株)宮坂製糸所で繰糸した極太の生糸「銀河シルク」を使い、岡谷絹工房が織りを担当、岡谷市観光協会から笑野さんへ贈られたもので、実際に使用されているそうです。
衣裳について解説される笑野さんと、熱心にお話を聞く来館者の皆さん。
今回は、笑野さんご自身の舞踊会で演じた演目から選定された衣裳4点を展示しています。(松竹衣裳株式会社所蔵)
こちらは縮緬地の絹の楽屋のれん。
師匠の二代目市川猿翁さんから贈られた大切な品だそうです。
楽屋の再現コーナーにご本人が!
今日限りの特別な空間になりました。
歌舞伎への想いや、衣裳や踊りの裏話など盛りだくさんの内容で
歌舞伎ファンの方も大満足のトークイベントになりました。
企画展『歌舞伎衣裳展 ~伝統芸能を支える絹~』は10/22(日)まで開催しています。
ぜひ足を運んでみてください!