スタッフのあれこれ日記

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年末の「大」燻蒸を行いました。~燻蒸ってなあに?~

岡谷蚕糸博物館では、12月21日(水)から1月6日(金)まで休館しています。

この間は、職員もお休み中?いいえ、博物館は休館日でも、職員は出勤日です。

今年は、例年の年末よりも大忙し!「燻蒸」作業で、資料の大移動を行いました。

燻蒸とは、資料に影響を及ぼすカビや、虫を退治するために薬剤を散布することです。

博物館には、貴重な資料が多く保管してあり、後世に守り伝えていかなければいけません。

そのような資料は、きちんとした環境に置かなければ、年数が経つにつれ、劣化したり、虫に喰われてしまったり、カビにさらされたりします。そうならないように、燻蒸は、資料をしっかり守り、未来に伝えるための大事な作業なのです。

燻蒸前に、資料を大移動。展示台から、少しの間お引越ししました。

 

展示台はすっからかん。

 

 

収蔵庫に運び入れました。

 

 

 

 

燻蒸前に、アルコールで拭いて綺麗にします。

 

 

 

館長も率先して大掃除!

 

収蔵庫に大型機械が並ぶ姿は圧巻です!

この後の作業は、業者の方にお願いします。

博物館の資料はただ置いてあるだけでは劣化してしまうため、こまめなメンテナンスが大切です。

博物館は、面白い展示を見に行く場所というイメージだと思いますが、表には出ない、以上のような、資料を大切に、できるだけ保存状態の良いままで後世に受け継いでいくことも、博物館のとっても重要な役割なんですよ。