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岡谷蚕糸博物館 紀要16号 刊行!

平成8(1996)年に創刊した岡谷蚕糸博物館紀要は、蚕糸業の衰退の中で、今、潰しておかなければならないことを含め、岡谷市として蚕糸業の姿と産業にたずさわった人たちの言葉を後世に伝承し、蚕糸業の過去と現在と未来とを発信するために刊行してきました。現在、蚕糸業を取り巻く環境は、残念ながら縮小傾向が加速しています。厳しさを増すこの時期にこそ、明治以降、生糸の一大生産地として栄え、日本の近代化を支えた岡谷で、止むことなく蚕糸業の真の姿を顕彰し続けていく意義を感じます。そこには、先人たちの知恵と努力、技術と知識など実際にたずさわった大勢の人たちの息遣いがあり、客観的な資料と文書に基づいて明らかにすることで、困難な時代を生き抜く知恵を学ぶことができます。岡谷蚕糸博物館紀要は、それらを、受け継ぎ、伝え残していきます。

【紀要16号の内容ラインナップ(一部)】

・巻頭エッセイは、シルクとともに半世紀以上の間、作品を発表し続けているブライダルファッションデザイナー 桂由美さんから、シルクへの想いをいただきました。

・創刊号の1号から続く【聞き取り調査の記録】では、蚕糸業に携わってきた生の言葉を!『お蚕と同じ気持ちにならなきゃだめだよ 蚕種製造70年』宮澤津多登さん(92)の語り

・未来にむけて蚕糸研究を続ける研究者の「研究室だより」『シルク研究と私』信州大学繊維学部教授 玉田靖さん

ほか、まだまだ知らない製糸業史や、岡谷蚕糸博物館の学習活動など、内容盛りだくさんでお届けします!

【岡谷蚕糸博物館紀要16号】

・A4仕様100頁(うち巻頭カラー8頁)

・価格:1,300円(税込)

・岡谷蚕糸博物館ミュージアムショップにて販売開始。

予約受付も承っております。詳しくは・・・

岡谷蚕糸博物館

℡:0266-23-3489

E-mail:hakubutsukan@city.okaya.lg.jp

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