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湯たんぽでぐっすり眠る工女さん

 年の瀬が迫ってきました。寒さも深まり、蚕糸博物館のある岡谷市でもちらほら雪が舞うのが見られます。朝、車で出勤しようとするとフロントガラスが霜でガチガチに凍っていることも!昔に比べて温暖化しているとは言え、やはり寒い季節となりました。

 さて、明治から大正、昭和初期にかけて製糸業で栄えた岡谷には工女さんたちが大勢働いていました。彼女たちは寒さにどう耐えていたのでしょうか。

 まず、職場である製糸工場は熱いお湯で繭を煮て、繰糸しています。熱い蒸気を通すバルブも繰糸機に取り付けてあるので、ある程度の暖かい室温は保たれていたのではと想像します。終業後、寮へ戻るとお風呂を毎日沸かしてもらっていたので、体を温めることができました。お風呂はボイラーの蒸気を湯へ入れる方法が多かったようです。そして、就寝時の防寒には湯たんぽが活躍しました。

当館に収蔵されている湯たんぽ(写真1)は昭和初期のもので、陶器でできています。寝る前に湯たんぽの中にお湯を入れてもらい、口をゴム栓などで閉めて手ぬぐい等で包んでから布団の中に入れます。朝起きると中のお湯はちょうどぬるくなっているので、それを洗面に使いました。

写真1

昭和10年代に製糸工場で働いていた方のお話では、寮の畳敷きの部屋に蒸気棒が通っていて、そこに布団をかけて足を温めながら眠ったそうです。(紀要15号の聞き取り調査より)何とも豪快な暖房装置ですね。

現代は暖房の種類も充実していますが、どうぞ皆さま風邪などにはお気をつけて、良い新年をお迎えください。来年も皆様のお越しをお待ちしております。

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