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カイコ-1

珍しいお名前。

本日お客様から、蚕糸王国・信州ならではの素敵なお話を伺いました。
明治末期、岡谷で製糸業が最も盛んだったころに、お母様が岡谷の製糸工場で糸取りをされていたとのこと。
そしてお父様のお名前は、なんと「蠶」と書いて「カイコ」さんというそうです。(苗字ではなく、お名前です)
「蠶」はカイコの旧字体で、今は簡略化されて「蚕」と表記されています。
お父様のお家は信州・高遠で養蚕を営む農家さんだったとのことで、そのお宅には「糸子」さん、「絹子」さん、「カナ子」*さんなど養蚕や製糸にまつわるお名前の方がいらっしゃるそうです。
記念に当館の入り口で写真を撮らせていただきました。
kaiko
「岡谷蚕糸博物館」の「蚕」の両脇に立たれているお2人が、「蠶」さんの娘さんです。
お蚕様を大切にする思いから名付けられたのでしょうか。信州ならではの珍しいお名前ですね。
貴重なお話をお聞かせいただきましてありがとうございました!!

*糸繰や織りの作業で使用される糸枠を「カナ」と呼ぶ。

10月

2018年10月の休館日

10月の休館日は以下のとおりです。

ご来館の際にはご確認をよろしくお願いいたします。

(注意)10月は不規則な休館がございます。

  10月 3日(水)

      9日(火) ※祝日の翌日につき休館

     10日(水)

     17日(水)

     24日(水)

     31日(水)  

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

※ただいま企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」開催中。

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岡谷蚕糸博物館の情報

★休館日 毎週水曜日(その日が祝日の場合は開館)

祝日の翌日・年末年始(12/29~1/3)

その他臨時休館あり

★開館時間 午前9時~午後5時

まゆちゃん工房、製糸工場は、午前9時~正午、午後1時~午後4時

★2018年度 岡谷蚕糸博物館 年間スケジュール.pdf 

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小石丸の繭を使った水引の飾りづくり【受付終了】

企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」関連イベント 

小石丸の繭を使った水引の飾りづくり  【受付終了】

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「小石丸(こいしまる)」とは、蚕の品種の一つです。日本古来の品種で、皇室でも飼育されています。
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この小石丸の繭をあしらった水引飾りづくりをします。できた飾りはお持ち帰りいただけます。
・開催日:平成30年10月21日(日)
・時 間:13:30~15:30 【定員なりました】
     午前9:30~正午追加受付中  【定員なりました】
・会 場:岡谷蚕糸博物館 まゆちゃん工房
・定 員:20名 要申込み
・参加費:800円
・申込み:お電話にて岡谷蚕糸博物館までお申込み下さい。 【受付終了】

      ※ 受付開始日は9月6日(木)9:00~です。

     TEL:0266-23-3489
     E-mail:hakubutsukan@city.okaya.lg.jp

 

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【終了しました】小石丸の飼育体験

企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」関連イベント 終了しました

小石丸の飼育体験

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「小石丸(こいしまる)」とは、蚕の品種の一つです。日本古来の品種で、皇室でも飼育されています。
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この体験ワークショップでは、約1か月をかけ、生まれたばかりの「小石丸」が繭を作るまでの飼育(養蚕)体験していただきます。9/23日には、蚕が繭をつくる足場となる「藁蔟(わらまぶし)」を昔ながらの方法で作ります。
※1日のみの参加も可能です。
・開催日:平成30年9月9日(日)、16日(日)、23日(日)、30日(日)
・時 間:各日10:30~11:30
・会 場:岡谷蚕糸博物館 かいこふれあいルームなど
・参加費:無料
・申込み:不要
・問合せ:TEL:0266-23-3489
     E-mail:hakubutsukan@city.okaya.lg.jp

 

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インターンシップ【実習生ブログ】

博物館では、博物館実習や、インターンシップの大学生を受け入れています。

8月下旬にインターンシップに来られた実習生に、ブログの記事を書いてもらいました。

 

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はじめまして、実習生の新居と申します。

今回はインターンシップを通じて勉強させていただきましたことについて少しご紹介します。

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ご存知の方も多いと思いますが…

こちらのハイカラな建物は『旧山一林組製糸事務所』です。

赤いレンガと黒いかわらの和洋折衷な外観がオシャレでとってもステキですよね。

大正ワールド全開のロマンあふれる空間を味わうことができます。

 

かつて日本の産業発展の一翼を担った製糸工場の事務所。

現在は『岡谷絹工房』となっており絹製品の作成や機織り体験を通して岡谷ブランドを発信しています。

海外からの発注もあり、現在岡谷で最もアツい場所の一つです。今後に注目ですね。

 

建物内はこのようになっています↓

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ステキなデザインが随所に散りばめられていて建築そのものも見どころ。

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大変古い金庫もありました。こういったアンティークもいくつか置いてあり、当時に思いを馳せます。

 

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お手洗いもレトロでとてもかわいらしいですね。

 

機織りの様子はこちら。

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機織り体験は材料費込で2000円、所要時間は約30分となっております。

ぜひとも今注目を集めている岡谷絹で、おひとつ手作りしてみてはいかがでしょうか。

 

 

さて、そんな岡谷絹を支えているのはカイコさま。

今回そのカイコさまの力の源である桑畑にも行ってきました。

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晴天の下、雑草抜きとアメシロ駆除でいい汗をかきました。

このアメシロ…白い毛虫がなかなかのくせ者でして、放っておくと桑の木をどんどんダメにしてしまいます。

博物館の周りにも大量の巣を作っており、なかなか苦心しました。

(苦手な方もいらっしゃるかと思いますので、写真は記事最下部に貼っておきます。)

 

この日、幸運にも野生のカイコである『クワコ』に出会うことができました。

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すでにかなり大きく、おそらく次の脱皮を経てマユを作るとのことです。

マユといっても彼らクワコの作るものは、家蚕のマユのように綺麗な形にはなりません。

彼らはカイコの祖先であると考えられており、他の蛾と同様成虫は飛ぶことができます。

家蚕の成虫も白くて小さくとてもかわいらしいですが、一方の野生には溢れ出る生命力が感じられこちらも魅力がありますね。

 

岡谷蚕糸博物館では蚕糸の歴史を後世に伝えるだけではなく、岡谷絹を中心とした岡谷ブランドの発信にも力を入れています。

今後のさらなる展開に注目ですね。

 

以上、新居でした。

 

 

 

 

 

アメシロ(アメリカシロヒトリ)の実際の画像。

 

人体には無害ですが、葉肉だけを食べつくし木を丸裸にしてしまいます。

殺虫剤は使わず、広がってしまう前に枝先を切り取りそのまま捨てます。

葉っぱの裏にびっしり幼虫がついていることもあり、気味が悪いです。

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09月

2018年9月の休館日

9月の休館日は以下のとおりです。

ご来館の際にはご確認をよろしくお願いいたします。

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

(注意)9月は不規則な休館がございます。

  9月 3日(月) ※展示替えにより臨時休館

     4日(火) ※展示替えにより臨時休館

     5日(水)

    12日(水)

    18日(火) ※祝日の翌日につき休館 

    19日(水)

    25日(火) ※祝日の翌日につき休館 

    26日(水) 

9月6日(木)から企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」が始まります。

  ぜひ博物館へお出かけください!

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岡谷蚕糸博物館の情報

 

★休館日 毎週水曜日(その日が祝日の場合は開館)

祝日の翌日・年末年始(12/29~1/3)

その他臨時休館あり

★開館時間 午前9時~午後5時

まゆちゃん工房、製糸工場は、午前9時~正午、午後1時~午後4時

★2018年度 岡谷蚕糸博物館 年間スケジュール.pdf 

代田さん(講師)

【終了しました】企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」関連イベント:講演会・ギャラリートーク

企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」関連イベント 終了しました

講師:紅葉山御養蚕所 主任 代田 丈志 氏

●プロフィール●

長野県出身
紅葉山御養蚕 主任
農学博士
(一財)大日本蚕糸会 蚕業技術研究所 嘱託研究員

代田さん(講師)

紅葉山御養蚕所(もみじやまごようさんじょ)とは、東京都千代田区千代田の皇居内にある養蚕施設のことです。
2016年から紅葉山御養蚕所の主任として皇室のご養蚕を支える代田氏より、氏ならではの貴重な体験などのお話を伺います。
・開催日:平成30年9月23日(日)
・時 間:13:30~15:00
・会 場:岡谷蚕糸博物館 きぬのひろば/企画展示室
・定 員:60名 要申込み
・参加費:無料 ※ギャラリートークは別途入館料が必要です。
・申込み:お電話またはE-mailにて岡谷蚕糸博物館までお申込み下さい。
     TEL:0266-23-3489
     E-mail:hakubutsukan@city.okaya.lg.jp

 

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「わくわくふれあいシルクサマーセミナー」を開催しました【実習生ブログ】

博物館では、博物館実習の大学生を受け入れています。

7月下旬に来られた実習生に、イベント「わくわくふれあいシルクサマーセミナー」について、ブログの記事を書いてもらいました。

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実習生の新田と申します。

7月29日に開催された、「わくわくふれあいシルクサマーセミナー」の様子をお伝えしたいと思います。ご参加くださった皆様ありがとうございました。

台風も過ぎ去り、恵まれたお天気の中、わくわくドキドキしながらシルクについてたくさん学べる一日となりました。

「お蚕さまに学び、未来を考える!」というテーマのもと、さまざまな体験や講座、見学など、内容盛りだくさんでした。

 

現在、研究の最前線でご活躍されている農研機構の研究者の皆様による講座では、カイコの不思議やシルクの魅力についてたっぷりと教えていただきました。

そのなかでも目玉となっていた講座が、カイコのドキドキ解剖です。

お蚕さまの大切な命をいただくことに感謝しながら、解剖を通してカイコの体の仕組みを学んでいきます。

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カイコの体にはさみを入れていくのは勇気がいりますよね。

勇気を出して、おそるおそるはさみを入れると、桑の葉っぱをもりもり食べたカイコの腸からは緑色のものが・・・。

(※カイコの腸には消化されている桑の葉がびっしりと詰まっている。)

ところで、カイコの血液は透明なのです。

 

 

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解剖をしながら、カイコの体の仕組みを学ぶことが出来ました。

最初はおそるおそる進めていた皆さんも、興味津々に取り組んでいました。

 

午後には桑染め体験の講座も行われました。カイコの大好物の桑の葉を煮出した液で、シルクのハンカチを染めました。

絞りという方法を用いて好きな模様にしていきます。輪ゴムで縛った部分には染液が入らず、模様となります。

絞り方には皆さんの個性があらわれていておもしろかったです。

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染め終わり、絞っていた輪ゴムを外すのはドキドキの瞬間。

どんな模様になっているのか楽しみです。

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染めたハンカチを干していくと部屋がぱあっと明るくなり、とても美しい景色でした。

世界に一つの自分だけのハンカチ、すてきですね。

 

セミナーの最後には、一日しっかりと学んだ子どもたちに「おカイコ博士認定証」が授与されました。

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ほんとうに内容たっぷりの一日でしたが、カイコやシルクについてたくさん学び、まさに「おカイコ博士」になれたのではないでしょうか。

今回紹介した講座以外にもたくさんの講座が行われ、大人も子供も楽しく学べるセミナーとなりました。

 

おカイコ博士になりたいなら、ぜひ岡谷蚕糸博物館へお越しください!

桑

【桑情報】第6号 アメシロの孵化確認。

博物館前の芝生広場には「しだれ桑」が植えられています。

2018年8月9日、その桑を見てみると、アメリカシロヒトリが孵化し巣網を張っていました。秋のアメシロが早くも活動をはじめたようです。

9月頃を予想していたところですが、通常この時期に孵化するものなのでしょうか?この猛暑のなかでもアメシロは命をつないでいたようです。この猛暑はアメシロにとって何らかの影響を与えたのでしょうか?

博物館ではアメシロの大発生を抑えるため、桑、桜など、こまめな点検により小さいうちから駆除していきたいと思います。

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桑

【桑情報】第5号 桑の剪定

先日、前年から伸びた博物館の桑の枝を根本から剪定しました。この時期に剪定することを「夏切り」といいます。

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写真のとおり、切り株のような状態にさっぱり刈り込まれました。「夏切り」は、本来、春蚕飼育後に行うものですから、もう少し早い時期に剪定しなければならなかったようです。

博物館では、引き続き蚕を飼育するため、桑が必要ですから「夏切り」したのは写真のとおり、桑畑の2つの畝だけです。では、「夏切り」をしない桑の剪定をどうするのかといいますと、遡ること約半年前の3月後半、前年から伸びた枝を「夏切り」と同様にばっさりと既に剪定しておりました。これを「春切り」(別名:彼岸切り)といいます。桑は、このように年に1回剪定されています。

春切りの桑・・・夏蚕以降の飼育用として

夏切りの桑・・・春蚕の飼育用として

12月  4月 8月  12月  4月 8月 12月 4月
 春切りの桑 剪定  剪定 剪定
 夏切りの桑  剪定  剪定  剪定

 

なぜ、剪定するのか・・・

剪定を行う理由は、人が蚕を育てるために都合が良いからで、毎年成長した枝を切り落とされている桑にとっては、いいことではないようです。剪定される桑は、20~30年で植え替えが必要になるようです。では、剪定をしないとどうなるか・・・大木になるそうです。

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