農研機構からやってきたお蚕さま。
元気に育っていますが、よーく見ると、何か違和感が・・
同じ品種なのに、体に模様がある蚕とない蚕がいる!
ならべて見くらべてみましょう。
右の蚕は眼のような形をした眼状紋、背中には半月紋、星状紋がくっきり見えます。
左の蚕は半月紋はうっすらと見えますが、眼状紋がありません。
この蚕は「ありあけ」という品種です。
眼状紋のある方を形蚕(かたこ)、ない方を姫蚕(ひめこ)と呼び、雌が形蚕、雄が姫蚕となるそうです。
また、「ありあけ」は繭糸が太いことが特徴で、一本の繭糸が4デニールあります。
(普通種の繭糸は2.8~3デニールほど)そう言われれば、なんだか繭もふっくらとして大きく見えますね。カイコふれあいルームにて、もうしばらく繭を展示していますので、ぜひご覧ください。