令和6(2024)年度は、岡谷蚕糸博物館開館60周年、リニューアルオープン10周年記念となります。
   5月の休館日は5月7日(火)・8日(水)・13日(月)・14日(火)・15日(水)・22日(水)・29日(水)です。

ブログ

ゴジラ-1.0(マイナスワン)と旧岡谷市役所庁舎

全国公開中の映画「ゴジラ -1.0(マイナスワン)」を岡谷スカラ座で鑑賞してきました。物語の重要な場面で「旧岡谷市役所庁舎」がロケ地として使われていると聞き、どんなシーンで出てくるのかとドキドキしながら観ていると…

ここでも、あっ、ここでも使われている!建物の外観も室内も、さまざまなシーンに登場する旧市庁舎に、岡谷市民として大興奮でした。

「旧岡谷市役所庁舎」は昭和11年3月、岡谷の製糸家・尾澤福太郎によって建設、寄贈され昭和62年まで使用されていました。今回のゴジラの時代設定である戦後の昭和20年代の雰囲気が見事に伝わってくる趣ある建物です。

岡谷蚕糸博物館のエントランスには「岡谷市鳥瞰(ちょうかん)図」が展示されています。岡谷市が昭和11年にそれまでの平野村から岡谷市となったのを記念して、鳥瞰図の大家・吉田初三郎が観光パンフレットの原画として描いたものです。昭和初期の岡谷市の姿を来館者へお伝えする時に、この鳥瞰図を見ながら説明することが多いです。先日も岡谷市内の小学生に煙突が立ち並ぶ製糸工場の様子を解説していたら、鳥瞰図の中央に堂々とそびえる旧市庁舎を見て「あっ!!ゴジラの建物だ!!」の歓声が。ゴジラの認知度の高さにびっくりです。

69年前から始まった「ゴジラ」映画シリーズと、今年で87年が経つ「旧岡谷市役所庁舎」。どちらも今の小学生には「昔のもの」であったのが、70周年記念作品「ゴジラ -1.0(マイナスワン)」によって一気に身近に感じられるようになったようですね。

博物館内には岡谷市鳥瞰図の他にも旧市庁舎に関連する絵葉書や灰皿が展示されていますので、ぜひご来館ください!

関連記事